ERPCはSolanaのリアルタイムデータ取得向け「Geyser gRPC」エンドポイントを、提供する全リージョンで基盤アップグレードした。対象はフランクフルト、アムステルダム、ニューヨーク、シカゴ、東京、シンガポールなどで、配信遅延とリージョン間のばらつき低減を狙う。
Geyser gRPCはトランザクションやアカウント、スロットなどのイベントを配信する仕組みだが、データ量やフィルター条件の増加で負荷集中、重複配信、再送制御、遠回り経路が起きやすい。これが平均レイテンシだけでなく時間帯・地域差として表れる。
今回、Lamports Devのオープンソース基盤「Richat」を採用し、多重化(複数ソース購読を単一ストリームに統合)や高性能フィルタリング、重複排除を取り入れた。あわせて全リージョン共通のRust製プロキシを刷新し、接続管理などのオーバーヘッドを削減したという。プランは単体と複数リージョン一括の「gRPC Bundle」を継続し、フリートライアルもリセットして再開する。今後はGeyser QUICコネクションの高速化に向け研究開発を続ける。
【関連情報】
Richat https://github.com/lamports-dev/richat
Validators DAO公式Discord https://discord.gg/C7ZQSrCkYR
ERPC公式サイト https://erpc.global/ja
source: PR TIMES
